初めての確定申告 「経費」の定義や流れを解説(下)

【ブログ写真】確定申告

「初めての確定申告レポート」第二弾であります。初回はこちら→ライターは既に税金払ってるよ 確定申告で還付金もらお(上)

前回の記事で確定申告の意味とフリーライターにとっての必要性について紹介しました。今回はその流れとポイントをお話ししますね。

確定申告までの流れはカンタン、スリーステップ

確定申告(白色)までの流れは

1、何が経費になるのかを把握
2、領収書や他の必要書類を準備
3、無料ソフトを利用して帳簿を作成→ソフトが提出用の書類も作成

あとは書類を税務署に提出するだけ。簡単でしょ。帳簿を日ごろからつけていれば、さらに手間はかかりません。

領収書を一つひとつ貼る必要はない

「領収書を必ず取っておくように」。確定申告の準備をする前からこんな情報をネットでよく目にしていたので、僕は勘違いしちゃいました。領収書のコピーか何かを全て税務署に提出しないといけないのかな? それだったら紙に一つひとつ貼ったりする? だったら大変そう…て。

そんなことはないのでご安心を。領収書を一つひとつ税務署の職員がチェックしていたら膨大な時間がかかりますよね。同じ勘違いをしている人は少ないと思いますが、念のため。領収書はあくまでも提出書類に記入する金額を出すために必要なんですね。ただ、提出後も白色申告の場合は5年間、青色の場合は7年間(前々年の所得が300万円以下の場合は5年間)、領収書を保管しておく必要があります。

「仕事に必要だったもの」が経費になる

3ステップの中で最も大切なのは、1の「何が経費になるのか」を把握することです。これを理解していないと、経費に計上できていたものを記入しないで申告してしまい、還付金が減ってしまうことも考えられます。

経費になるものは、基本的に仕事に必要だったものやサービスを購入した代金、と考えると良いでしょう。フリーライターであれば、取材の予習をするために書籍や雑誌を買う必要があったのならそれらは経費になりますし、取材に行くための交通費も当然、経費になります。ライターの経費になり得る主要なものを以下に書いておきますね。

[取材準備、取材、ライティングにあたり、必要になり得る費用]


○書籍、雑誌、新聞代(情報収集)
○交通費、宿泊費
○携帯料金、インターネット代(電話取材、メールのやり取り、情報収集)
○プリント用紙代、インク代
○文房具代
○電子機器代(パソコン、カメラ、ICレコーダー、プリンターなど)





Point1 カフェ利用時のドリンク代は経費になる!

カフェで仕事をしたときのドリンク代も経費になります。僕の場合、原稿を書く場所は公共施設か自宅が主ですが、ときどき、取材と取材の合間などにカフェを利用することもあります。「誘惑の多い自宅より、カフェの方がはかどる」ライターもいるでしょう。カフェを利用するに当たって最低限購入しないといけないドリンクの料金は経費になるんです。ただ、食事は仕事と関係ないので経費として認められないそう。ご留意を。

Point2 家賃と電気代の一部もOK

自宅で仕事をしている人は、家賃や電気代も、仕事に使う分だけ経費にすることができます。携帯料金代、ネット代も含めると、これらは生活で使った分と仕事でのそれが混在しているので、仕事で使った割合を出す必要があります。家賃であれば、住居面積のうち仕事で使っているスペースの広さを、電気代であれば仕事で使っている時間やコンセントの数を基にしましょう。携帯代・ネット代も仕事で使っている日数、時間を基準に。ちなみに、仕事で使った割合を出すことを家事按分(あんぶん)と言います。

例えば家賃12万円、広さ50㎡のマンションに住んでいて、仕事用のスペースが20㎡の場合

12×20/50=4.8 つまり、4.8万円を経費にできるのです。

Point3 交通費はICカードの履歴を印字して把握

多くの人がスイカやパスモなどのICカードを使っているでしょうから、交通費を把握するときはその使用履歴を印字すると良いでしょう。僕が使っているパスモの場合、駅の精算機を利用すると最大で100件までの記録を紙に出力できます。僕はフリーライター1年目に毎月20~25本取材し、ほとんどの場合に電車を使っていましたが、100件の中にぎりぎりで収まっていたので、月末または月初にまとめて印字していました。仮に履歴を印字するのを忘れても、クライアントに送る請求書を参考に出金伝票を作成すればOKです(ただし、これはけっこう手間なので印字忘れは防ぎたいもの。僕は3ヵ月分、印字を忘れていた…)。

[書類作成時に必要なもの 32歳独身男性のケース]

○領収書
○収入の履歴が印字された通帳
○(会社員を経て独立した場合)勤務していた企業の源泉徴収票
○国民年金の控除証明書
○国民健康保険料の支払い証明書

確定申告では、所得から全員一律に引かれる基礎控除(38万円)以外に、いくつか控除の対象になるものがあります。僕で言えば社会保険料で、その支払いを証明するものが必要になります。2016年に払った国民年金の額と国民健康保険料が所得から引かれるので、その分、税金は低くなります。

無料ソフトは提出用の書類も作ってくれる! ぜひ利用を

さあ、後は領収書などを確認しながら帳簿をつけましょう。無料のソフトを使えば、帳簿のデータを活用してソフトが自動的に提出用のデータも作ってくれるので、フリーランスはそれらを印刷すればいいだけ。僕が利用したのは「やよいの白色申告」。他にもいくつかフリーソフトはありますが、僕はこちらで不都合を感じませんでした。参考にしてみてください。

ちなみに、僕の還付金額は25万4,234円なり。けっこう戻ってくるんですねー。フリーランスは経費になるものはしっかりと計上して、できるだけ多くの還付金をゲットしましょう。












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